滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税金の「無駄使い」

滋賀県立水口東高等学校 1年 不破琉成

数年前に町の公民館であるポスターを見つけました。それは救急車の要請に関するポスターでした。しかし、それは病気で倒れたり、大きな事故でけがを負ってしまった時のことではなく、あきれた理由で救急車を呼んだ人がたくさんいるという内容でした。例えば、「指を切ったから」や「病院に行く手段が無いから」、「待つのが嫌だから」という、一分一秒を争う人にとっては、本当に腹立たしい内容のものばかりです。そして、問題はそれだけではありません。救急車には税金が使われています。一人でも多くの命を救うために無償で使うことができるのに、呼ぶ必要のないことで呼んでいると、やがて救急車が有料になってしまって、救える命も救えなくなるかもしれません。

選挙にも多額の税金が使われています。しかし、最近は投票率が下がり選挙に行く人が少なくなっているので、使われている税金が無駄になっていくということになります。このようにして、私たちが無意識に身近な所で税金を意味なく使ってしまっている事が積み重なっていきます。このような『税金の無駄使い』となっていることはすぐに食い止めなければいけません。

無駄使いが起きる原因として、僕は一人一人が税金を払っているんだという認識が低いので、税金が意味のある使われ方をするような行動を自分からとらないからだと思います。最近よく見る、税抜の値段「プラス税」の表示ですが、これは税込表示のように税金を意識なく納めているという感覚ではなく、税金を払っている感覚が強くなり、使われる時も無駄の無いように自分も気をつけよう、と考えるようになると思います。また、税がどのような使い道をされてるかの知識を深めることで、税について常に考えるようになって、無駄を減らしていけると思います。

今、日本では少子高齢化が進んでいます。これは現代の日本における重大な問題の一つです。僕たちが仕事をしている時には、お年寄りが更に増え、若者一人が支えるお年寄りの数も多くなるので、負担が重くなるといわれています。そうすると、今何とか間に合っている年金や医療費、教育費が追いつかず、支給されなくなります。そうなるのも、そう遠くはありません。だからこそ今、無駄を無くし、意味を持った税金の使い方をされるべきです。税金は貧困な国への支援にも使われていて、この使い方をされると、僕達も税金を納めてよかったなと思えます。納めた税金で誰かが幸せになれるようにしていくには、我々が税金全体について慎重に考えていかなければなれません。僕も税金のことをよく知り、無駄使いが無くなるように呼びかけていきたいです。

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