滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

消費税の理由

学校法人聖パウロ学園光泉高等学校 1年 山田歩実

私は幼い頃に不思議に思った事がある。それは、空港に行った際、必ず化粧品やたばこを購入した父母のことだ。幼かった私は、その店が免税店であること、そもそも消費税とは何かすら、全く理解していなかった。成長し、再び免税店を訪れる機会があったとき、税のありなしの違いに動揺した。私はその時、消費税というものに興味を持った。私たちが深く関わる税というものの最たるものが消費税であると、実感したからだ。

正直、それ以外の税は、私達にとって、直接関わる機会はあまりに少ない。消費税は学生でも、物を購入することで、参加出来る義務の一つだ。

しかし、そもそも、なぜ納税の義務は存在するのだろうか。税は、私たちにとって何をもたらすのために存在しているのだろうか。

国税庁のホームページによると、税金とは国民と国との約束であると福澤諭吉が述べているそうだ。悪人を弾圧し、善人を守る費用を国民も負担する約束。そこに不平等が存在してはいけない。だから憲法によって納税の義務があるのだ。

税の種類は豊富で、所得税や法人税、酒税、たばこ税が主に挙げられる。その内訳の割合の三番目にあたる税が消費税だ。私は消費税はもっと割合は大きいと思っていたので、少し意外だった。消費税は身近な税ではあるが値段の八%と定められているので、所得や法人に納める税より割合は少なくなるのは当然といえるかもしれない。

税は色々なことに使われる。国家公務員の給料も、公共サービスにも税は使われる。

例えば、ゴミ収集や義務教育を受ける費用を賄うのは税金だ。税金が無くては、そういったサービスは全て有料になってしまう。

義務教育の有料化は教育を受ける義務を阻害するといえる。税は私たちの生活に深く根ざす、無くてはならないものだ。

税について私に何か出来ることがあるだろうかと考えたが、学生の私に出来ることは少ない。だから、高校生の内に、税について、より深く学習することが必要だと思う。税の仕組み、社会で税の扱いなど、大人にとって税は自分の給料にさえ密接に関係しているものだ。高校生という時期は子供と大人の中間の貴重な時間だ。教科書だけでなく、保護者に尋ねるのも一つの手段だ。

税はあれば煩わしいこともあるが、無くてはならない存在だ。私たちはもっと税について知る必要がある。税は未来への人々に繁げることも、無くしてしまうことも、未来を担う、私たち次第なのだから。

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