納税協会連合会会長賞

なぜ国民には納税の義務が課されているのか

滋賀県立米原高等学校 1年 中嶋 知優

私はこの作文を書くにあたり、まず、なぜ私たちには税を納める義務が課されているのかを考えました。その結果、私たちの生活を安全かつ充実したものにするためという結論に至りました。なぜ、安全かつ充実という観点に行き着いたのか。そこには二つの重要な政策が大いに関係しています。

一つ目の政策とは、新型コロナウィルス対策です。2019年末より大流行した新型コロナは、医療だけでなく経済面にも大きな影響を及ぼしています。外出制限の中、消費の落ち込みが続き、飲食店などへの支援金が必要となりました。私の父は料理店を営んでおり、私も、コロナによる莫大な影響を間近で見てきました。そんな中、父の店は支援金を受け取ることができ、そのおかげもあって少しずつではありますが、今まで通りの経営状態にまで戻すことができました。地方公共団体が独立してこのような対策を行うことはきっと不可能でしょう。この支援金は国から地方公共団体へ、そして各地域へとつながっているのです。そして私たちの納めた税金がこの政策の一部となっていることを加味すると、税金はこのような形で私たちに還ってきているという事がわかるのではないでしょうか。

二つ目の政策とは、外交及び国の自衛です。現在最も注目されている国際問題といえば、やはりロシアによるウクライナ侵攻でしょう。国際協調が保たれなくなり、周辺国のみならず、世界中の国々が大きな影響を受けています。日本は、世界最多の核兵器を保有しているロシアの核攻撃から各国を守るため、多額の支援金を寄付しています。また、日本以外の核被爆国をこれ以上出さないため、広島県出身の総理である岸田首相は、日々外交に尽力されています。しかし、国のトップがいくら奔走したとしても、国民からの支援・支持がなければ何事もうまくいきません。私たちは、私たち自身が安全に生活するために、税という形で間接的に国を支援していると言えるでしょう。日本国民が常に守られ、戦争などの脅威におびえずに生活を送る。この当たり前を維持するために、私たちは税を納めているのだと私は考えます。

私たちは、今何不自由なく生活できているでしょうか。国民の思っているような国に、日本はなっているでしょうか。日本は、まだまだ成長できる国です。税を納めることは国民の義務であり、最終的にその税は国を良くするために使われます。安全に国民が生活でき、経済的にも充実した国にするため。そう考えると、私たちに納税の義務が課せられていることにも、納得がいくのではないでしょうか。

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