滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
消費税とアイスランドについて
滋賀県立長浜北星高等学校 1年 山滝ひかり
日本の消費税率は何パーセントでしょうか。おそらく、ほとんどの人が答えられるはずです。五パーセントと。しかし、最近ニュースでこんな話を聞きました。
「政府は消費税率を二〇一四年四月に八パーセント、一五年十月に十パーセントに引き上げる消費増税法案を閣議決定した。」
増税と聞くと、あまりいい気分ではありません。私達高校生にも大きく関わってくる税です。あまりたくさん増やされればこれからのお小遣いの使い方を考えなくてはなりません。
しかし、世界ではさらに多くの消費税を納めている国がたくさんあります。むしろ日本の五パーセントというのは世界の中で言えば低すぎるそうです。日本から近い国、韓国では十パーセント、中国では十七パーセントです。今回調べた中ではアイスランドが二十五・五パーセントで最も高い税率でした。
では、なぜアイスランドの人々はこんなにも高い税率でありながらも、税を納めているのでしょうか。私達は十パーセントでも高いと思ったり、この決定に反対しているというのに、約四分の一を消費税に取られて、アイスランドの人達は不満を持たないのでしょうか。
そもそも、日本の人達はなぜ消費税増税に反対なのでしょうか。理由を調べてみると、「デフレの時に増税しても効果が薄い」「東日本大震災の復興を先に行うべきだ」など、色々ありました。しかし一番は「増税の理由や使い道が明確でない」だと思われました。つまり、日本の人々は「不安」から反対をしているのだと考えられます。
では、アイスランドの消費税はなぜこんなにも高いのに反対者がいないのでしょうか。実はアイスランドでは消費税などが高い代わりに国から受けるサービスがとても豊かなものになっています。例えば、日本では勉強するために学校へ行くとお金がかかってしまいます。しかし、アイスランドでは小学校、中学校、高校に行くのに学費は全く要りません。さらに、障害者、お年寄り、シングルマザーなどにも手厚い補助が出るのです。そのおかげか、平均寿命は日本に次ぐ長寿の国になっています。
このように、アイスランドの人々はたくさんの税金を納める代わりに、国からのサービスを手厚く受けることが出来るのです。反対する人がいないのはこうして、豊かな生活を約束されているからなのでしょう。
日本の増税もこのように豊かな生活を得られるのなら、しても構わないと思います。また、大震災の復興などにも使ってもらいたいと思いました。何より、増税した後の使い道を、政府には明確にしてもらいたいと思います。







