滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
税について考える
滋賀県立膳所高等学校 2年 三反崎隼人
税金なんていうものを払う必要が本当にあるか、と考えると、当然払う必要があります。しかし、私たちは税金をただの負担、ただの重圧と考えてしまうことも多く、ともすれば税金の恩恵をその身に受けていることも忘れてしまいがちです。全く違う話になりますが、例を挙げます。
私は毎朝、学校へ行くのに京阪電車を利用しています。この路線は、利用者の多い駅ではそんなことはないのですが、利用者の少ない駅となるとほとんどが無人駅で、その気になれば無賃乗車さえ出来てしまいます。でも誰もそうはしません。少なくとも大半の人は、きちんと代金を支払った上で電車に乗っているはずです。
なぜきちんと代金を払わなければいけないのか。一番の理由はもちろん、払わなければ犯罪になってしまうからです。今の社会では、法に触れたときのうまみよりも、そのあとの社会的な制裁のほうが怖ろしく思えます。しかし、私はあえて、二番目の理由のほうを推したいと思います。それは、代金を払わなければその路線自体が経営にゆきづまって、その路線を電車が走らなくなり、結果的に困るのは自分、という可能性もあるではないか、という考え方です。そもそも、自分が払うべき代金が何のために使われるのかといえば、その会社が運営を続けていくためではありませんか。払わないことを選ぶというのは、自分の首をしめることでもあります。私の場合、京阪電車が走らなくなったら、学校に辿りつけなくて困るのは私自身です。
当然のことですが、忘れがちなことです。この世の中には、自分のことばかり考えていても仕方ないことがあります。
そして、同じことが税という制度についてもいえます。払わなくて困るのは自分自身、というのは、集められた税金が公共事業などに使われたり、公共サービスを続けていくのに使われたりするのを考えればわかります。 税金というのは、他人のため、みんなのため、という要素も大きいですが、何より自分のためのものなのだと思います。







