滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
消費税の必要性
滋賀県立長浜北高等学校 3年 齊藤愛里
ある日、お店に行くとこんな会話が聞こえてきた。
「どこのお店が一番お得なんかわからへんわー。」などと、二人のおばあちゃんが話していた。最初は、あまり意識していなかったが注意してみているとこういうことだと理解できた。というのは、お店によって税金の表示のされ方が違うらしい。”税込み価格”と、”税抜き価格”があって、同じ商品でも価格の表示のされ方が違うので、元の価格が同じなのに、ついつい”税抜き価格”で見た方が安いと感じてしまうのだろう。
ところで、”税抜き価格”という言葉は聞き慣れないが、いつから使われているのだろう。それは消費税が五パーセントから八パーセントに変わってからだそうだ。今までは、”税込み価格”で表示されるのが義務づけされていたのだが、八パーセントに変わってから特別に期間限定で”税抜き価格”の表示が許されるということだった。今まで”税込み価格”が義務づけされていたために、その商品などを全て八パーセントの価格に総入れ替えするのは難しいと判断したからだった。
このような対策をしてまで、税金を引き上げる必要はあるのだろうか。福沢諭吉の「学問のすすめ」にこのような言葉がある。
「税金とは国民と国との約束だ」ということだ。確かに税金があるから私たちの生活は安定しているのだ。税金とは、様々な身分に関係なく、国民が平等に生きられることが税の持つ役割だと思う。
三パーセント、五パーセント、八パーセントと税金が引き上げられてきて、次は十パーセントに上げられるという案もでてきている。高校生の私の意見では、税金は十パーセントでも良いと思う。デンマークのように税金が医療費、介護費、教育費が無料になるのなら日本もぜひそうしてほしいと思う。高齢者が多くなってきた今、人と人とが助け合って生きていこうとしていても、実際になにをしたらよいかわからない私たちは、税金を納税するだけで、具体的に人を助けられるのだから。
しかし、これは今日の私の意見であって、明日、一年後、十年後、違う立場になったら意見が変わるかもしれない。だからこそ、日本国民に納税の義務がある以上、日本国民の一人一人の意見を聞くべきだと思う。日本のことは、日本国民が決めなければいけない。なぜなら、税金とは国民と国の約束だから。







