滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
学校と税金
滋賀県立膳所高等学校 2年 宮本江里佳
公立学校は税金で援助されていると聞いたことがある。調べてみると、高校生一人当たり年間およそ百万円ほどを税金が負担していることに私は驚いた。私の学校には約千三百二十人の生徒がいるため、総額はとてつもなく大きい額になるはずだ。確かに私の通う学校は設備が整い様々な実験をしている。また、ほとんどの教科書も無償で配付されている。このようなことを考えると、実際年間一人当たり約百万円と聞いても妥当な額だと思える。しかし、私は日常的に、また無意識に税金を利用するべきではないと思う。というのも、私は先日、ドキュメンタリードラマで、あるアフリカ人の少年の話を聞いたばかりであるからだ。その少年は父を失い、母が病に臥せ、幼い妹をもち、母の薬代と家族の食費を枷ぐために学校をやめざるおえなかったそうだ。その少年は毎晩昔通っていた学校の教科書を読むということを楽しみにしていると言う。私は今まで自分の使っている教科書やノート、筆記用具にそこまで愛着を持ったことがない。新学期に学校に行って大量の教科書をもらったり、毎朝校門で配られているノートやペンを受けとるのがいつのまにか当たり前のことになっていたからである。こういったことを考えると、日本は経済的に豊な国なのだと実感する。普段何気なく過ごしている日常も、そのアフリカの少年からすると、信じられないことなのか、と思う。ただ私には問題だと感じる点が一つある。私には四歳年上の姉がいる。私の家には姉と私の教科書がたくさんあるが、その中には全く同じ内様のものがある。教科書には税金だけでなく、大量の紙も使用されている。なのに、一年間使うともう一生使うことのない教科書はたくさんあり、そういったものはいずれ処分されてしまう。こういった問題は改善できるのではないだろうか。また、使い終わった教科書などをリサイクルするという制度を作るべきではないだろうか。そうすることで、私たちは「税金の無駄使い」を少しでも減らすことはできると思う。
日頃、何も考えていなくても密かに発生している税金。どのような種類であれ、税金が無駄にならないような制作と、人々の意識が大切だと思う。







