滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
税について
滋賀県立水口高等学校 1年 森茉唯
私は、今まで税というものを中学や高校で学び、理解していながらもどこかで否定的な思いをもっていた。その思いはきっと、テレビのニュースで、流れてくる税金についての不正行為や、消費税の増税についての事などを見たり、母や父が税金について話をしていることを聞いたりしているからだと思う。
実際に税について否定的な思いを持っている人は少なくはなと私は感じている。デモ活動を行う人も目にしたことがある。やっぱり、税というものを納めて、納めた後の税の行く先を私たちはくわしく理解していないのかもしれないと思い、少し調べてみることにした。私たちは税について、まだたくさんある面の中の一面しか見ていないのかもしれないと言うほど、私は調べてみてびっくりした。
まず、学生である私たちに一番関係のある、教材費は、税金からでていることは知っている。私たちに支給された教科書の裏表紙を見れば、その事が書かれているし、学校の先生にもそういわれた。しかし、学校にいる教師や、その校舎でさえ、税金が関わっている事は知らなかった。教室についていた、テレビや黒板、机やイス、エアコンだって税金が関わってると知り、私たちが今こうして学べているのは、税金があったからと言ってもかごんではないくらいだ。その他にも、私たちがくらしていく時に必要である、ゴミの収集やけいさつのように日常生活に密着した仕事の多くが税金によって賄われている。
そして、東日本大震災も。たくさんの人々が苦しんだあの震災にも、税金が関わってたくさんの人々を助けている。私はこの事実を知った時、少し胸があつくなった。私は当時まだ、小学五年生だった。テレビで被災地の映像をただただ見つめるしか、私には出来ず、無力な私にとてもむなしくなったのを今だに覚えている。でも、私はあの時、ただただ見つめていただけではなかった事がわかったのだ。何も理解せずにはらっていた消費税は、被災した方々にたくさんの支援をしてあげられたのだ。その使い道は、仮設住宅や道路、瓦礫撤去や、学校や市役所、公民館やけいさつ署などの建て直しや建築、原発事故の賠償金の一部、福島原発の被災者への賠償金。
まだまだ、たくさんの所で税金がつかわれてる。私たちは、どんなにその意志がなくても、被災した方々の力になっている。東日本大震災の事を忘れかけてる人も、興味がない人も、力になりたいのに何も出来ずにいる人も、たくさんの人が税金を通じて、助け合いの輪をつないでいるのだ。その助け合いの輪は、きっと、将来私たちが困まっている時にも、税金を通してつながりつづけると思う。
私は税金について否定的な思いをもつまえに、税金がどれほど、私たちの生活を豊かにしているか、理解することが大切だと思う。この助け合いの輪は、とぎれさせてはだめだとも思う。もう少し、真剣に税について考えようと思う。







