滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税金がつなぐ未来

滋賀県立彦根翔西館高等学校 3年 田中あかり

「税金は負担だ。」そう考える人がこの世の中にはたくさんいる。一体なぜだろうか。私は現在高校生で、友達からは税金の必要性について不明な点が多いという話を聞いた。しかし、税金の使い道について聞いてみると、やはり「わからない」という返答だった。税金を払うことに負担を感じはするものの、実際に税金がどのように使われているのか詳しい知識がある人は少数だろう。

「日本には、千兆円以上の借金がある。」これは、税金について知識を深めるために、父とインターネットで調べた時の言葉だ。あまり実感がわかないものの、これからの日本に対する危機を感じた。私たちが普段納めている税金として消費税がある。これは、一つの例にすぎないが、その他にも所得税、法人税など約五十種類の税金を国民は国に納めている。これだけの税金を国の収入として計上した総額は、毎年約五十兆円にもなる。到底、国の借金の額には届かないというのが現実だ。

様々な問題を抱える日本、そしてその中にある税金問題。調べを進めるうちに、私はあることに気がついた。それは、国民の知識の片寄りがあるということだ。それはつまり、納税者は、税を納めることにしか着目せず、実際に税がどこでどのように使われているのかまで知っている人は少ないということだ。もちろん、使い道を明確にする、国としての役割もしっかり果たすべきだと思う。

しかし、国会議員の不正悪用や税を納めない人など、今の世の中にはそのような問題が多発している。国民の義務から逃れ、国会または国民の信頼をうらぎるような行動を誰かがとることで税金を巡ったこのような問題は今後ますます広がることだろう。では、どうすれば税金を納める人が納得できるのだろうか。国民一人一人が税金を納め、福利厚生も整った、笑顔であふれる日本にするためには何が必要なのだろうか。税金について調べを進め私が自信を持って提案するのが、誰もが頻繁に使用する携帯電話を使ってわかりやすく使い道を表示するというものだ。そこで意見箱を設けて国民の意見が税関係者に届いたり、税について話し合えるコミュニティを作成することで、これまで以上に国民の税に対する感心が生まれ、正しい使い道を認識することができると思う。

税金に対して悪いイメージがあったり、様々な問題が没発する日本で、他者との意見交換をしたり、自分の意見を発信することで新しい扉が開けるのではないかと思う。世の中には、税金を使いすぎている部分もあれば、不足している部分もある。そんな凸凹を均一にするためには、やはり国民が声を上げなければ何も変わらない。なぜなら、未来の日本を作り上げていくのは、私たちだから。

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