滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税って何?

滋賀県立甲西高等学校 1年 永野未莉

私が税のことを知り始めたのは、小学校六年生の頃でした。税という言葉に、何にも感じませんでした。まず、税とは何かも知りませんでした。税理士の方が、説明しに来て下さった時に、正直、何を言っているのか分かりませんでした。しかし、税理士の方から、地図をみんなに配られました。みんな、なんやろっと疑問に思っていました。そして、次にシールが配られました。そして、税理士の方が、
「この、地図に書いている建物に税金が使われていればシールをはって下さい。」
と言われて、みんな、適当にはっていきました。何気なく、普通にはっていきました。答え合わせの時に、税理士の方が言いました。
「お金は大事やねんで。」
この言葉で、私はドキッとしました。今まで私は無駄使いをしていなかったかと不安になりました。

税金とは、国や都道府県、市町村などの地方公共団体に納めるお金。そう言われても、ピンッときませんでした。例えば、もし火事にあったときに消防車が来てくれなかったら火を消す人がいません。もっと身近なことで例えてみると、自分が通っている学校がなかったら、私達は何にも学べません。これら全て税金が関係しているのです。消防自動車などは、みなさんが納めた税金からまかなわれているのです。

世の中には、税金の使い方やしくみについて深く知ろうとする人が少ないのではないでしょうか。滋賀県には、税理士が四百人ぐらいいて、甲賀市には二十人ぐらいと少ないのです。その一人が、私の父です。パソコンを見たことがあって、数字がたくさん書いてあり、電卓が常に横にありました。

私は父に聞きました。
「税理士という仕事は大変なのに、なぜそんな仕事をしているの?」
そうすると、私の父は、すぐ答えました。
「誰かが、大変な仕事をしないと、たくさんの人が困る。あたり前の生活をあたり前じゃなくなるのは嫌だ。」
強く、父は言いました。

あたり前の生活を、私達がいつも通りできているのは、いろいろな人がたくさんの仕事に就いて働いて協力しているからなんだと私は思いました。食べ物や物など買う物があれば、当然、お金が必要です。税金なのです。誰かが、税金を払わないとなると、その人が良くても国は必要としていることを知ってほしいです。自分のことばかり考えて、その人だけに迷惑をかけるのではなく、国までに迷惑をかけることは本当に良くないです。

税金は、みんなで決めるルールなのです。それによって、将来の選択肢が広がるのです。そのためには、税金について納税のことばかりではなく、税金の使い道にも関心を持つことが必要になってくるでしょう。このことについて考えることが今後の課題だと思います。

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