滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

私たちが知らない税のこと

滋賀学園高等学校 1年 久保 榎乃

私はときどき母と税について話をすることがある。

「なんでこんなにたくさんの消費税を商品に払わないといけないんだろう・・・。前までは三%だった税金が今では五%、八%、十%と、どんどん上がっていっている・・・。」

物心がついた頃から消費税はあった。高校生になった今でも消費税は払わなければならない。たった十円、二十円、三十円でも学生にとっては高い金額だ。消費税だけではない。

父や母はもっとたくさんの税を払わないといけない。例えば、働いていて給料を得る所得税、車を持って自動車税、家や土地には固定資産税など、調べていくとキリがない。

これらの税金は一体どんな物に使われているのか調べてみた。特に多く使われているのは社会保障費。私たちの生活を守るためのもので、医療、年金、介護、生活保護などの財源に使われている。社会保障費のために多くの税金を納めなければならないが、それにより病院での自己負担額が原則三割ですみ、失業保険がもらえ、年金を受給できるなどの恩恵がある。これを知って今回の新型コロナウィルスのことが頭に浮かんだ。国はコロナウィルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として一律十万円の支給があった。私は「今まで払ってきた税金は全部国にとられている」と思ってきたが、私達自身がいかに税金によって守られているかが理解できたし、税金があるおかげで国民の人達が安心して暮らせることも分かった。今回、税金について、調べ、考えたことで税金に対する考え方が大きく変わった。

これから私たちも大人になっていき、働いたり、車を買ったりすることで、父と母と同じようにたくさんの税金を納めていくことになるだろう。「税金はとられるものではなく、国民が安心して暮らせ、充実した生活を守るために国へ納めるものである」ということを理解し、税を納めていくことが大切である。そして、将来私たちが何不自由なく暮らせていけるように。

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