滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

世の中を支える一員として

滋賀県立水口高等学校 1年 三上 武紘

私が税金と聞いてまず頭に浮かぶのは「年貢」である。年貢は強者(悪代者)が弱者(農民・町人)から年貢を搾り取れるだけ搾り取り、領民が年貢で苦しめられている姿を時代劇では描かれている。なぜここまでイメージが悪いのか?それは年貢が自分たちの為になることが見えないからだと思う。現代の年貢である税も同様、その使われ方が自分たちの為になっていることを理解出来ていないと「税の意義」を感じ取ることが出来ないと思う。大事なことは、納税者自らが、税金は何に使われ、私達の生活にどの様に役に立っているか、積極的に知ることである。その上で私達の生活がより良くなるために何処に税金が使われるべきなのか、不適切な、無駄な事に金が使われていないかどうか、能動的に関心を持って、チェックすべきである。少子高齢化の中、これから益々膨らんでいく社会保障費、これから日本を牽引する人材を育成するのに必要な教育費、またコロナウィルスの拡大などの想定外の出来事に対する緊急対策の費用など優先順位を含め、使われるべきところに使われているか、しっかり見ていく必要があると思う。働いている人が一生懸命稼いだ中から納められている税金は「社会を支える会費」として納めたら終わりではなく、どのように使われるか一人一人が関心を持つことが「社会を支える会費」が適切で納得のいくように使われることに繋がると考えている。

税金の無駄をなくす観点から、「税金にかかわるシステムの効率化」も重要であると考えられている。例えば、納税の申請や手続きの簡素化や更なるITの活用で納税者側、行政側の事務作業の効率化が進み、双方の時間と労力、つまりコストの削減が出来る。確定申告において、申請書類や源泉徴収票など用意しなくてはならない書類など、納税者にとって大変負担になっていると聞いている。今では働いている人の給料支払いについてマイナンバーが紐付けされているので、納税手続きの中でまだまだ省けるものがあるのではと思う。納税者の申請作業の時間と労力もコストである為、早急に省けるものは省く、手続きが簡素化出来るところは簡素化するべきだと思う。納税者側の申請手続きの簡素化は納税に対するポジティブな気持ちにさせる大切な要素だと思う。

あと何年か後に私も社会で働く一員となって税金、「税金の意義」というものを認識し、払わされている「年貢」ではなく、払っている「社会を支える大切な会費」として世の中を支える一員になった誇りを胸にし、税金をしっかり払っていける社会人になりたいと思う。

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