滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

障害と税金

延暦寺学園比叡山高等学校 1年 脇本 得成

私の母は特別支援学校で教員をしている。私も母の職場に何度か行き障害のある人たちと話したり遊んだりした。その時にふと障害者と税金に関わりがあるか気になった。

知的障害を持つ人には、緑色の手帳をもっている人がいる。緑色の手帳とは、療育手帳のことである。療育手帳とは、知的障害の人がもつことのできる手帳で障害の重さによって等級が分けられ更に各自治体により細かく分けられている。療育手帳を「愛の手帳」や「みどりの手帳」「愛護手帳」と呼ぶ自治体もある。この療育手帳をもっていると、電車の交通費が持ち主の本人と介護者の2人が半額になるというものや、電車だけではなくバスやタクシーなどの交通機関の費用が安くなったり、映画館、遊園地、博物館などの公共施設を利用する際にも手当てを受けることができる。また、もう少し調べてみると所得税、住民税、相続税なども少し安くなるという障害者控除というのも受けることができると知った。所得税や住民税など、今は特別支援学校に通う子供たちが大人になったときに更にいろいろな手当てを受けることができるというのはとてもすばらしいことだと思う。しかし、療育手帳を申請するときに診断書が必要で診断料がかかってしまったり、療育手帳は年齢によって2から10年おきに更新をしないと様々な免除が受けられなくなったり、障害者雇用枠では一般雇用に比べて収入が低くなる可能性があったりとまだまだ障害者に優しくないところもたくさん残っているということを調べていくうちに知った。

療育手帳は障害者手帳の1つでありこの手帳以外にも身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳があり、それぞれ対象となる障害、受けられるサービスは異なるが多くの人々が手帳を持っている。手帳で免除された分を補うのはもちろん税金であり、この手帳たちと税金があることで多くの人々が安心して快適に生活することができているのだと思う。私はこの障害をもつ人にとってもっとよりよい世界になるようにと願いこれからも税金を払い続ける。

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