全国納税貯蓄組合連合会会長賞
これまでの税金 これからの税金
高島市立湖西中学校 3年 梅澤 桜子
日本には、ありとあらゆる税金が存在する。それらを支払うのは、私達国民の義務だ。だが、歴史の授業を受けていると、「税は人々の重い負担であった。」「税によって人々は苦しめられていた。」という言葉を度々耳にする。今の時代、税金は国民にとってどんなものなのか。税金は長い歴史の中でどう変化していったのか。
まず、江戸時代まではお金ではなく、年貢を納めていた。つまり、農民に負担がかかるのは明らかである。このような、身分による不公平が生まれていたのだ。また、重すぎる税の設定だ。収穫の3分の2を納めさせる時代や、戦争による増税が度重なる時代があったそうだ。今挙げたものでも、払う側にとって不満に思ってしまう点がたくさんあるが、極めつけは、これらは政府に一方的に納めるもの、というのが常識だったことである。当時の人達にとって、税という制度がどれだけ苦しいものだったのかがうかがえる。
では、今の税金はどうだろうか。まず、1番私達にとって身近である「消費税」。一部の軽減税率の対象物以外、全て10%と定められている。これらは、差別がなく皆一様に等しい「平等」に値する。次は、「所得税」だ。所得税には、累進課税制度というものが取り入れられており、所得が増える程、税率が高くなるのだ。つまり、自分の給料に合った税金を納めることになる。これらは、所得が少ない人も多い人も同じように扱う「公平」に値している。このように、現在の税は平等性も公平性も持ち合わせている。不平等だった税が、今は不平等を少なくするための制度に変化しているのだ。
そして、1番は税金が国民の為に使われていることだ。健康や生活を守る社会保障費、道路や住宅を整備する公共事業費、地方を支援する地方交付金など、私たちの生活は税金によって支えられている場面がいくつもあるのだ。学生である私も税金によって支えられている。私がいつも使っている教科書も、私がいつも食べている給食も、全て税金でまかなわれているのだ。
なぜこんなに種類があるのか、なぜ消費税を引き上げるのか、疑問と不満を持つ人もいると思う。でも、税金の歴史を長い目で見てみると、税金がどのくらい変化し、私達の生活にどのくらい活かされているのかが分かると思う。更に一方的に定められていた税金も、今は私達の意見が反映されるようにもなっているのだ。税金について知り、考え、自分の意見を発信していくことが今の時代では大切なことなのだ。
これまでに良い変化をたくさんしてきた税金だから、これから私達の手で、国民にとって更に良い税金に変化させることも可能なのだ。税金に関心を持ち、自分ごととして考えることを大切にしていきたいと思った。







