お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2013/1/15
「税金について」大塚 環

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税金について

滋賀県立守山高等学校 1年 大塚 環

私は、「税金」というものに対し良いイメージを持っていなかった。それは、ただ単に「税制」というものをよく理解していなかった事もあるだろうが、身のまわりの大人は税金に対してしばしば批判的な事を言っていたからだろう。例えば消費税についてだとか、国民から徴収された税金の使い道だとかである。

しかし私は、今回税の作文を書くに当たり調べた事によって、税に対する考え方ががらりと変わったのである。税制の確立は今から千年以上も前の飛鳥時代、大宝律令の時の租・庸・調であり、現在の金納制度となったのは明治六年であった。今、私達が税金を納めることによって私達の身のまわりがずっと豊かになってゆくのだ。私達の安全や生活は全て税金によって成り立っている。例えば、道路。もし、税金が無く公道というものがなければ、どの道を通るにもお金がかかる事になるだろうし、また道路が破損した場合スムーズに修復される事は、少ないだろう。修復後は通行料が増料されるかもしれない。しかし、現在こうやって納税している事で便利な暮らしが手に入る。少し昔のドラマで主人公がこんな事を言っている。「脱税する奴は道路 歩くな!」中々激しいセリフだが私はこのセリフが間違っているとは思わない。日本では、憲法によって「納税の義務」が定められている。大人達はしばしば税金を批判したり、納税するというのは自分が苦しい思いで得た給料を「納めたくなく、嫌々納めている」と口にする。しかしこれは恐らく自分達が納めた税金がどのように使われているのかをよく知らない、あるいはあまり関心がない人が言っているのであろう。税金とは未来への貯金であると私は考える。幼い頃からずっとため続けている貯金箱の中のお金というものは、そうそう無駄に使うことは出来ないだろう。税金も同じだ。「納税の義務」を持つ日本国民の一人一人の意識によってどのように使われるかは変わっていくだろうと思う。しかたがないと負の感情を持って納めるのではなく、自分の納めた税金が身のまわりに、未来に、どのように使われているのかに関心を持ち、納得して納めていくべきだ。

私は、今はまだ高校生という未熟な立場である。しかし、あと数年たてば、社会へ出て働いているだろう。その時日本はどのような国になっているのだろうか。めまぐるしく変化する現代では数年の変化は著しいものである。どのような国になっていようとも、私達日本国民は安心・安全で文化的な生活を送る、つまり幸福であるためにも、惰性ではなく前向きな気持ちを持って納税し、一人一人が社会の一員として今後に貢献していくべきだと考える。

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2013/1/15
「税を納めること」橋本侑奈

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税を納めること

滋賀県立高島高等学校 3年 橋本侑奈

税に関する作文を書くにあたって、私は中学の頃に学校で見たあるビデオを思い出しました。そのビデオは、もし税金がなくなったら世の中がどうなってしまうのかをアニメにしたものでした。授業料が払えず学校へ行けない子供が昼間から目的もなく街をうろつき、怪我をしている人は医療費が高く病院へ行けず、道路は整備されていないガタガタの状態。税金が学校や病院などで使われていることはもちろん知ってはいましたが、そのアニメを通して税金がなくなった世の中に初めて恐ろしさを感じました。おそらくそれは、税金のある社会というのが私たちにとってごくあたり前になっているからだと思います。しかし、税金は湧き出てくるものではありません。みんながしっかりと納めて初めて成り立つ制度なのです。

私は今、大学受験のために世界史を勉強しています。作物や織物、労働など今とは納めるものに違いがあったり、形式も全く異っていますが税制度は古くから世界中に存在していました。世界史の勉強では世界中の税制度の成り立ちと同時にその崩壊の様子も学びます。その多くが、時の支配者の身勝手な税の使い方であったり、一部の人の税を納めず得をしたいという欲求であったりです。そうした人々の我儘さに真面目な納税者が呆れをなし税制度は崩壊していきます。このことは、今にも通じていると言えるのではないでしょうか。確かに今は昔のような支配者や権力者はいません。しかし、税金の誤った使い方や税の未納など問題は色々と聞きます。今は大きく取りざたされることではないのかもしれませんが、これがやがて現在の税制度を揺るがさないとは限りません。ずっと先の未来の子供が現在の日本の制度が壊れる様を学んでいてほしくないと、私は思います。

そうしないためには、一人一人がしっかりと税金を納めることが大切です。そして、税について知ることも必要だと思います。何が正しくて何が間違えているのかを理解し、間違えているならそれをしっかりと主張し改善していく。そうしなければ、今の制度はやがて長い歴史の中で崩れ去った制度の一つになるでしょう。

高校を卒業し、社会に出ていくことになれば、今以上に税を納める機会が増えていきます。その時は、自分も社会を構成している一人であることを忘れずに、しっかりと税を納められる大人になりたいと思います。

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