- 2023/11/10
- 私たちの身のまわりにある税について 國友佳蓮
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
私たちの身のまわりにある税について
滋賀県立長浜北高等学校 2年 國友 佳蓮
税には、普段私たちがあたり前のように納めているものもあれば、将来納めなければならないものもある。今税について考え、学ぶことのできる機会を生かして税について今までより詳しく知りたいと思いました。
税という言葉は、私たちが普段生活している中で避けては通れない負担の1つです。税は、政府が国民のために行う様々な事業、施策、サービスの資金調達として、私たち国民が支払うものです。そのため、税は国の発展などにとって非常に重要な役割を果たしていると言えます。
税の仕組みについて、多くの税の種類があります。所得税、法人税、相続税、固定資産税などがその例です。それぞれ、名の通り課税されるべきものが異なります。そして、税の種類によって課税金額も違います。例えば、所得税は年間の収入額に基づいて課税されるため、高所得者ほど支払う金額が多くなるなどです。消費税は商品を購入する際に課税されますが、調べてみると低所得層の人々に負担をかけすぎないように生活必需品に低い税率が設定され、配慮されていると知りました。
税は、その役割が非常に重要なため、私たち国民にとっては少し煩わしいものとして認識されているかもしれません。しかし、税がなければ政府が行う教育や医療、社会福祉などの一連のサービスが提供できなくなるため間接的に私たち一人一人の生活に大きな影響を与えることになると思いました。また、税を払うことで私たちは社会人としての義務を果たすことにも繋がると思います。税は国家が発展し、社会が繁栄するための責務を担っていることになります。また、納税していることが、国民としての一定の責任感を持つということにもなると考えました。
このように税は私たちにとってとても重要な役割を果たしていると知りました。私にはあまり関わりのない税金だと思っていましたが、政府の活動の役に立っていたり、私たちが日々過ごしている中にも税金が使われていることを知りました。最近では増税されたりもして、税金を納めるのが大変になってきたりすると思いますが日本の発展と繁栄のために、今を生きる私たちが未来を担う私たちが責任を持って納めたいと思っています。税のことについてまだまだ知らないことも多いし将来のためにも知っておこうと思いました。今回この作文を書くときに税について調べ、色々と知識をつけることができて良かったです。これからも忘れずに日々を過ごしていこうと思いました。
- 2023/11/10
- 日常を守る税金 横山さくら
公益財団法人納税協会連合会会長賞
日常を守る税金
滋賀県立国際情報高等学校 3年 横山 さくら
母が病院に緊急搬送された。私が中学3年生の頃だった。いつも通り過ごしていた母が夜中に頭痛を訴えだし倒れた。その時の私は突然の出来事に呆然とするしかなかったが、搬送先の病院で診断を受け、手術の必要があるということで手術が開始された。お医者様の迅速な対応のおかげか、母は後遺症もなく無事に手術は成功した。無事を安堵したのちに、手術と入院の代金が心配になった。
当時の私は高校入学を控えており、3つ下の妹は中学入学を控えていた。ただでさえ多額の出費を控えている状況だったため、私はもしかすると金銭面で入学が厳しくなるのではと内心不安に思っていた。手術と入院費がどのくらいの金額なのかは想像もつかなかったが、高価なのだろうという印象が強かった。心配になって父に尋ねてみると、「医療費は今まで払ってきた消費税や保険料からも支払われるから、そんなにお金を払わなくてもいいんだよ」と言われた。どうやら7割ほどもの金額を負担してくれているようだ。その時私は初めて消費税の使い道が案外身近なものだと知った。
今までは税金といわれると消費税しか思いつかないくらい、税に関心がなかった。そのうえどちらかというと、消費税は買い物するたびに元の金額にさらに追加の金額がかかることから良い思いはしていなかった。しかし今回のことから私は税金の存在を見つめなおすことになった。
どうやら調べてみると消費税の主な使い道は社会保障、医療、介護、年金等だそうだ。たしかに学生からするとそのありがたみを実感しにくい。だが医療に回されている税金のおかげで手術と入院をしたのにも関わらず、支払金額は本来の必要支払金額の3割のみが自己負担だった。これがもし税金が存在しなかったら、全額負担になる。手術が成功したのも、医療器具などが税金によって良い物が備えられていたことも大きいだろう。これまでたくさん払ってきた税金は決して無駄ではなかったのだ。
現在、私は高校3年生になり、この出来事から約3年の年月が経っている。母は今も半年に1度MRI検査のために通院しているが、あれ以降症状は出ていない。いつも通りの毎日を送っている。今のいつも通りが実現しているのは、税金のおかげだ。税金は公務員の給料になるだけ、余計な出費なんて印象があったが、今は使われる機会がなくてもいずれ必ず皆の負担を軽減してくれる機会があることを私のように学生の人に知ってほしい。数年後、私は消費税だけではなく住民税や所得税も納めなければならない。この税金は、私や家族、会ったこともない人の毎日を支えることになる未来への投資だ。私が納めた税金が誰かの生活を支えていると思うと、無駄だと思っていた税金を納めることが、今ではとても誇らしい。
- 2023/11/10
- 税の使い方 前田ちはる
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
税の使い方
滋賀県立水口東高等学校 2年 前田 ちはる
税金は私たちの生活に必要不可欠なものになっている。主な使い道として、社会保障費や国債費などがある。そして、私たちの通う学校でも多くの税金が使われている。税金は、国民の生活をより豊かにし、支えるために使われているのだ。私は、そのような税について、気になるニュースを見た。
大阪府が府民の高校授業料の「完全無償化」に向けた素案を公表したというものだ。今までとは異なり、世帯の所得によらず、来年度の3年生から適用し、3年後には全学年に広げるという。この制度に対し、大阪私立中学高等学校連合会は「理念には賛成だが、この制度案には賛同しない」という意向を示した。私はこのニュースと合わせて考えたい問題に出会った。それは、給食の無い夏休みで子育て世帯の困窮家族が不安を抱いているというものだ。近年の物価高騰などにより、経済的な負担が大きくなっていることも原因の一つだろう。中には、自分の食事を子どもに与える親もいる。この現状は、子どもと親、共に栄養失調になりかねないと考える。この問題に対して、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは応援ボックスを届ける取り組みをしている。私はこれらの課題に比べて、税金は本当に正しく使われているのかと疑問に思った。大阪府の件では、経済面で余裕のある家庭にも平等な制度であるものの、納税者の反対意見が出ている中で新たな制度が出来ようとしている。しかし、その前に税金を使ってさらなる支援を必要としているところがあるのではないか。子育て世帯だけでなく、前にも述べたように、物価高騰で経済的に苦しんでいる家庭は増えていると思う。さらに、赤字にも関わらず、食に困っている誰かのためにと食事をほとんど無償で提供している人もいる。国会議員の仕事でも多くの税金が使われているが、果たしてどれほど重要な内容の仕事だろうか。当たり前に使われている税金の使い道でも、疑問を抱く人は少なからずいる。それは、国民の不満を生むきっかけの1つかもしれない。だから、血税を納税者が納得し、無駄なく有意義に使うということが重要視されるべきだと思う。
税の使い方は、代表者が提案して法律によって決まる。それにおいて、国民が受け身になってはいけない。国民の主張を代表が受け止め、代表を中心にみんなで妥協せずに決めるべきだと思う。そして、国民は反対するだけでなく、責任を持って提案も付け加えるべきではないか。現在の税金の使い方について一概に事の正否を明らかにすることはできない。しかし、少子高齢化が進む日本で、これからも年金で高齢者を支える負担は大きくなっていく。また、社会保障費などの必要な支出もある。本当に見合った税金の使い方が行われていて、必要としている人に届いているのだろうか。そのような中で、税金の使い道について、慎重に議論されるべきだと思う。

















