お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2020/2/13
税の役目 楠神一葉

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税の役目

滋賀県立八日市高等学校 1年 楠神一葉

税金とは何のためにあるのだろうか。私は税金とは未来への投資だと考える。例えば年金でも将来、自分たちの生活が困らないように税金を納めている。

しかし最近「老後資金2000万円問題」というものが世間を騒がせている。この問題について初めてニュースで見た時、こんなことがあってはならないと思った。

働くことが出来ないお年寄りはどうすれば安定した生活を手に入れることが出来るのだろうか、と不安に思った。

しかしこの問題が起こっているのは今使うべきところにしっかりと税金が使われているからでないだろうか。

私は昨年、町の海外交流派遣事業に参加した。それは町内の中学三年生が姉妹都市であるアメリカのウエストベンド市へ行き十日間ホームステイをするというものだった。その費用の三分の二は税金でまかなわれている。費用がまかなわれていなければ、この事業に参加するのに一人一人かなりの負担があり、私は参加することを決意していなかったかもしれない。

私はこの事業に参加して沢山のことを学べたし、自分の生き方や将来に対して考え方も変わった。だから私は本当に貴重な経験をさせて頂いたと思っている。この事業に参加することが出来たということは自分の人生において何よりの誇りだ。だから費用の三分の二をまかなって下さったということに感謝しかない。アメリカにいる時には実感はなかったが帰国後に家族や親戚に経験したことなどを話していると皆、口をそろえて「行けてよかったな~感謝しなあかんな~」と言う。

私はこの貴重な経験をただの思い出として自分の中に留めておくだけでなく将来、社会に還元していかなければならないと思う。そしてまた将来、私達の子どもの世代が「税のおかげで」と言えるような良い経験をして社会に還元していくというサイクルが生まれるのが理想の税の使い道であると考える。

私が述べたことはただの理想であり現実になるのは難しいのかもしれないが、そうなっていけば「老後資金2000万円問題」について反論する人も少なくなると思う。この理想が叶うために私が出来ることは海外交流事業に参加させて頂いたという経験を忘れずに生きていくことだと思う。

また、この作文を書くということが税について考える第一歩となったのでとても良い機会だった。

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2020/2/13
税と私達の暮らし 堤美久凛

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税と私達の暮らし

光泉高等学校 1年 堤美久凛

税金が私たちの生活にどの様に役立っているかは実感しにくいものです。

高校生の私が普段、最も身近に感じるのは、買い物の時に支払う消費税です。お店のレジで自動的に消費税が加算されるので、それが巡り巡ってどの様に使われているかは、改めて調べてみないとわかりません。

そもそも税金を納める事は納税と呼ばれ、日本国憲法で勤労・教育の義務と並ぶ、三大義務の一つとして挙げられており、日本人は納税することを義務づけられています。

さて、納めた税金の使い道は一体どの様なものがあるのでしょうか。いろいろと調べてみると、想像していた以上に私たちの身近な生活で欠かせないものに使われていることが改めて分かりました。

例えば、私たちが毎日通っている学校の公費負担教育費、国民医療費の公費負担、警察費、消防費、ゴミ処理費用、信号機、通路など国民の健康で豊かな生活の実現のために使われています。

直接的、間接的に納税している私たちは、税金があまりにも日常生活に役立てられているからこそ身近すぎて気づかないものだと考えました。

私たちは日本という先進国に生まれ住み、世界的にも類を見ないほど清潔だと言われる整備された街で生活していますが、発展途上国では、いまだに下水道が未整備だったり、ゴミ処理設備も不十分で感染症が流行ったりする国も多く存在します。

また、先進国であっても、日本のように国民皆保険制度が不十分な国では、ちょっとした病気にかかっても民間の保険に加入していないと病院に通えないという事もあります。

私たちが日々、安心して生活ができているのも、日本国民がみんなでお金を出し合って、「納税」をしているからだなと改めて理解しました。

国の予算における歳出のうち、トップを占める社会保障については、少子高齢化を迎える日本では、どの様に費用を負担していくかは十分な議論が必要だと思います。

これからは自己負担額を増やして、自己責任で賄っていく必要があるという意見もありますが、私達や、これから生まれてくる将来世代の人々の未来も見据えたうえで、バランスのとれた税制議論がなされるべきだと思いました。

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2020/2/13
税の在り方 前田真由

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税の在り方

滋賀県立水口東高等学校 1年 前田真由

「税金のない国があった!」
当時、目に飛びついてきたのはその言葉でした。今でもしっかりと覚えています。

中学三年生の公民の授業で、歳入と税金を学びました。その授業を通して「ナウル共和国」について初めて知りました。

ナウル共和国は、太平洋の南西部(オーストラリアとハワイの間)にある世界で三番目に小さな国です。私たちにはあまり馴染みのない国かもしれませんが、かつて世界最高水準の生活を享受していました。

また、国民に税金が課されないとして有名でした。

なぜ当たりまえの税金が課されないのか?それは、国土がリン鉱石という資源でできており、これを売却するお金で国家を運営していたからです。さらに、リン鉱石の売却益を国民に配分していたため、働かない国民も多かったそうです。

「働かなくてもお金が貰える生活とはどのようなものだろう。」私にとってはそんな生活は、羨ましい限りでした。

そのことについて母に話してみると、「私は良いと思わへん、仕事を生き甲斐にしている人だっているし生活が退屈になると思う。」

と、私の考えと正反対のことを言われたのですが、確かに一理あると思いうなずいていました。

私も仕事を持つようになると生き甲斐を感じ、そう思える日が来るのかなと思いました。

二十世紀後期から島の生命線であったリン鉱石が落ち込み枯渇し、ナウル共和国の経済は深刻で崩壊が進んでいます。

もし、ナウル共和国に税金を納める制度があったのなら国家の経済を図れたのかもしれません。このように税金とは、景気変動を小さくし、経済の安定を図る仕組みがあることをしりました。

税金とはただただ「納める」のではなくその役割・意義を知ることによって、感じ方が変わってくるのではないかと思います。

私たちの暮らしを支える税。遠いようで身近な存在。そんな彼らに日々支えてもらい、十五歳になりました。私の考える税の役割・意義とは、次世代を担う子どもたちへの支援だけでなく、高齢者も支える大切なものだと思いました。

なによりも国民一人一人が税の役割・意義を考える必要があります。税の在り方を考えてよりよい令和を創っていけたらよいと考えました。

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