お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2020/2/13
税がもたらす豊かな社会 木村優海

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税がもたらす豊かな社会

滋賀県立長浜北高等学校 1年 木村優海

税金と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか?納税は憲法で国民の三大義務の一つとされている。私たちが安全で安心な暮らしをするためには必要不可欠なものだ。

私は母子家庭である。税金によって助けられることが今までに多くあった。税金の助けがあったからこそ、私は小学校や中学校で教育を受けることができ、高校にも進学できた。義務教育を終え、高校生となった今、税金がどれほど私たちの生活と深く関わり合っているのかを実感することができた。

それと同時に、納税の義務を怠る人について知りたいと思った。なぜ、納税を怠るようになったのだろう?

私は、あるインターネットのサイトで税金を払いたくない人たちのことをまとめていた記事を見つけた。その記事には税金を払いたくない理由として『税金は見返りのないコスト』という感覚を持っている人たちがいることを知った。毎日毎日、必死に働いたのに税金があるこによって生活が苦しくなると考えているようだった。

私は、それは違うのではないかと思った。たしかに、払わなくていいのなら税金なんて払いたくない。それは皆同じだと思う。見返りが感じられないから税金なんて払いたくない。もし、そういう考えから税金を払わないのなら、落ち着いて周りを見てほしい。人や車が通れないほど状態の悪い道路を見つけたことがあるだろうか?有害なガスが発生し続ける程のゴミが街中にあふれかえっているだろうか?おそらく、そんなことはないだろう。
壊れた道路を直すのも、ゴミを正しく処理する為に必要な費用も、すべて税金から出ている。見えているようで見えていないだけで、私たちは税金に支えられて生きている。

私は、税金があって良かったと心から思う。毎日毎日、必死で働いて納めた税金は確かに形としてすぐそこに在る。それに気づいてほしいと思う。

税金は、『見返りのないコストではない。』税金の真意を見つめてほしい。高校生になって強く思うようになった。

私は、母を誇りに思っている。どんなに体調が悪くても生活の為に仕事をこなし、しっかりと税を納めている。体調の悪そうな母を見ることが辛かった。それでも、こうして生活できるのは周りの環境に恵まれたことや、税金の助けがあったからこそだと思う。

決して裕福とは言えないが、税金は私たち母子を支えてくれている。『誰かが払うからいい』と考えるのは横暴である。納税しない人が不自由を感じないのは、納税している人がいるからである。

税を納めない人が一人、二人と増え続ければ、日本は衰退の一途を辿るだろう。そして、当たり前だと思っていたことが本当は『有り難い』ことだったのだと気づくのだ。

税金は、それ程までに私たちの生活と深く関わっているのである。

あなたは、『税』に対してどのような考えを持っただろうか…?

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2020/2/13
税の役目 楠神一葉

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税の役目

滋賀県立八日市高等学校 1年 楠神一葉

税金とは何のためにあるのだろうか。私は税金とは未来への投資だと考える。例えば年金でも将来、自分たちの生活が困らないように税金を納めている。

しかし最近「老後資金2000万円問題」というものが世間を騒がせている。この問題について初めてニュースで見た時、こんなことがあってはならないと思った。

働くことが出来ないお年寄りはどうすれば安定した生活を手に入れることが出来るのだろうか、と不安に思った。

しかしこの問題が起こっているのは今使うべきところにしっかりと税金が使われているからでないだろうか。

私は昨年、町の海外交流派遣事業に参加した。それは町内の中学三年生が姉妹都市であるアメリカのウエストベンド市へ行き十日間ホームステイをするというものだった。その費用の三分の二は税金でまかなわれている。費用がまかなわれていなければ、この事業に参加するのに一人一人かなりの負担があり、私は参加することを決意していなかったかもしれない。

私はこの事業に参加して沢山のことを学べたし、自分の生き方や将来に対して考え方も変わった。だから私は本当に貴重な経験をさせて頂いたと思っている。この事業に参加することが出来たということは自分の人生において何よりの誇りだ。だから費用の三分の二をまかなって下さったということに感謝しかない。アメリカにいる時には実感はなかったが帰国後に家族や親戚に経験したことなどを話していると皆、口をそろえて「行けてよかったな~感謝しなあかんな~」と言う。

私はこの貴重な経験をただの思い出として自分の中に留めておくだけでなく将来、社会に還元していかなければならないと思う。そしてまた将来、私達の子どもの世代が「税のおかげで」と言えるような良い経験をして社会に還元していくというサイクルが生まれるのが理想の税の使い道であると考える。

私が述べたことはただの理想であり現実になるのは難しいのかもしれないが、そうなっていけば「老後資金2000万円問題」について反論する人も少なくなると思う。この理想が叶うために私が出来ることは海外交流事業に参加させて頂いたという経験を忘れずに生きていくことだと思う。

また、この作文を書くということが税について考える第一歩となったのでとても良い機会だった。

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2020/2/13
税と私達の暮らし 堤美久凛

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税と私達の暮らし

光泉高等学校 1年 堤美久凛

税金が私たちの生活にどの様に役立っているかは実感しにくいものです。

高校生の私が普段、最も身近に感じるのは、買い物の時に支払う消費税です。お店のレジで自動的に消費税が加算されるので、それが巡り巡ってどの様に使われているかは、改めて調べてみないとわかりません。

そもそも税金を納める事は納税と呼ばれ、日本国憲法で勤労・教育の義務と並ぶ、三大義務の一つとして挙げられており、日本人は納税することを義務づけられています。

さて、納めた税金の使い道は一体どの様なものがあるのでしょうか。いろいろと調べてみると、想像していた以上に私たちの身近な生活で欠かせないものに使われていることが改めて分かりました。

例えば、私たちが毎日通っている学校の公費負担教育費、国民医療費の公費負担、警察費、消防費、ゴミ処理費用、信号機、通路など国民の健康で豊かな生活の実現のために使われています。

直接的、間接的に納税している私たちは、税金があまりにも日常生活に役立てられているからこそ身近すぎて気づかないものだと考えました。

私たちは日本という先進国に生まれ住み、世界的にも類を見ないほど清潔だと言われる整備された街で生活していますが、発展途上国では、いまだに下水道が未整備だったり、ゴミ処理設備も不十分で感染症が流行ったりする国も多く存在します。

また、先進国であっても、日本のように国民皆保険制度が不十分な国では、ちょっとした病気にかかっても民間の保険に加入していないと病院に通えないという事もあります。

私たちが日々、安心して生活ができているのも、日本国民がみんなでお金を出し合って、「納税」をしているからだなと改めて理解しました。

国の予算における歳出のうち、トップを占める社会保障については、少子高齢化を迎える日本では、どの様に費用を負担していくかは十分な議論が必要だと思います。

これからは自己負担額を増やして、自己責任で賄っていく必要があるという意見もありますが、私達や、これから生まれてくる将来世代の人々の未来も見据えたうえで、バランスのとれた税制議論がなされるべきだと思いました。

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