- 2018/1/30
- 私の身近な税金に感謝 青山莉子
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
私の身近な税金に感謝
延暦寺学園比叡山高等学校 1年 青山莉子
私の住む滋賀県には、夏になると多くの人が訪れます。家族や友達とマリンスポーツや湖水浴や釣りを楽しみ、とてもにぎやかです。また、琵琶湖の水辺でのバーベキューは、開放感もあって最高です。
滋賀県で生まれ育った私にとっても、琵琶湖は誇れるかけがえのないものであり、キラキラと輝く水面を見ては癒され、そんな美しい風景をあたりまえのように感じていました。
今回、税に関する作文に取り組むにあたり税金について調べていると、滋賀県には琵琶湖森林づくり県民税という、独自課税があることを知りました。滋賀県の森林は、県面積の約半分を占め、豊かな水を育み土砂災害を防ぐなど様々な役割を果たしてくれています。二酸化炭素を吸収して育った木材を使用することは地球温暖化の防止にも繋がるそうです。そのためには、森林を適切に育てることが大切で、平成十八年度より一人年間八百円の徴収をもとに、森林づくりが始まったそうです。
琵琶湖がきれいに保たれており、この風景が継続していくことはあたりまえではなく、税金のおかげなのだと知ることができました。そしてそれは、県民一人ひとりの愛情だと感じました。しかしながら、県政世論調査では県民の七割が課税について「知らない」と回答するなど認知度は低いという結果です。
私は、小学校や中学校で税の意義や役割、そして使い道について学習してきました。しかしそれは一般的な内容であり、自分が住む土地で税金がどのような割合で何に使われているか、また県独自の課税があることなどは全く知りませんでした。高校生となった今、暮らしに関わる身近な税金について興味を持ち、さらに税金について理解を深めたいと思います。
他に、私がもっと身近に税金の恩恵を受けていることがあります。私は幼い頃、父を病気でなくし、母子家庭で育ちました。国の社会保障制度によって学校の給食費や教材費、修学旅行の費用まで援助してもらいました。一番ありがたかったのは、医療費助成制度だそうです。母は喘息の持病がありますが、病院に安心して通うことができ予防に努められたことで、元気に子育てできたそうです。
このように私たち家族がここまで生活できてきたのも、税金を払ってくださっている目には見えない多くの方たちのおかげです。
私は、勉学に励み、将来何か人の役に立つ仕事について、私自身もしっかりと税金を納めて恩返しをしたいです。
- 2017/2/3
- 「医療から見る税について」 松村琴音
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
医療から見る税について
学校法人聖パウロ学園光泉高等学校 1年 松村琴音
私は税を収めることにはおおよそ賛成します。その理由について身近な医療費の公的負担と自己負担の点から述べたいと思います。
私の祖父と祖母は身体障害者1級です。祖父は人工透析、祖母はペースメーカが入っていて、さらに寝たきりになり胃ろうが入っていて要介護5の状態です。祖父と祖母はもう税金を払っていないと言います。ですが、調べてみると人工透析は月に40万円、年間にすると480万円もかかります。医療費の自己負担は0円なので20年間透析をしているので全て合わせると9600万円の国からの補助を受けているということになります。税がなかったら、病気で働けない祖父がたくさんの医療費を出すことはできません。同じように祖母も介護保険で様々なサービスを受けています。身近なところでありがたいと感じることが多いのでおおよそ賛成だと思います。
ですがこのようなお金を誰が出しているのか、また少子高齢化によって税を払える若い人たちの負担を考えると少し考えるところがあります。これからも高齢者が増え、豊かな生活により生活習慣病が増え人工透析の患者も増え続けると言われています。医療費の自己負担が0だと簡単に人工透析をする人も増えるだろうし、国のお金も足りなくなると思います。また、まだまだ治療が見つかっていない病気の研究や子どもの医療費などにも、国のお金が使われて欲しいと思います。このような点から高齢者の医療費の公的負担と自己負担の割合については難しい問題だと思いました。
今日祖父と祖母の高額介護合算療養費等支給決定通知書が家に来ました。祖父はそれを見て支給額が0円になってしまったと怒っていましたが、国のお金を皆が平等に使うには必要なことだと思いました。税金の公平な使い方とは、とても難しいと思いました。
今まで税について、考えることなどあまりありませんでしたが自分の家族がこんなにも税にお世話になっていると気付くことができました。他にも身近な所ではごみの処理や学校の教材なども税の使い道であることが分かりました。今まで述べた点から私の意見としては、税についてはおおよそ賛成、使い道についてよく考えていくとしたいと思います。
- 2017/2/3
- 「税について思うこと」 森下瑞月
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
税について思うこと
滋賀県立八幡商業高等学校 1年 森下瑞月
私はよくニュースやポスターで見る「消費税10%反対!」という意見はあまり共感しない。消費税が高いと物を買うにしても今までよりも高い金額を支払わなければならないし、入ってくる所得はあまり変わらないのに消費税率が引き上げられると家計の負担だって大きくなる。消費税率の引き上げが嫌なのはよく分かるが、消費税率が上げられるとそれだけいろいろな社会保障などが整えられるという事ではないのだろうかと私は思う。したがって、消費税増税の反対意見がなぜ多いのか気になって調べてみたところ、日本経済研究センターが「消費税率引き上げ」に関するアンケートを行った結果、反対意見で一番多かったのは「国や政治が信頼できない」次に多かったのは「そのお金が自分に返ってくるかわからない」だった。なぜそんなに国や政治が信頼されないのか、それは自分たちが納めた税金が何に使われているかが不透明で無駄が多いと感じているからだと考える。
ここで消費税が25%でも国民の満足度はトップクラスのデンマークの税金について調べてみた。デンマークは国政選挙の投票率は常に90%を超え、「健康と教育に関する国民の幸福度調査」において常に世界一位。世界銀行発表の「世界で最も民主主義が進んでいる国」第一位に輝くなど数字を見るだけではとても消費税が25%もあるとは考えられないほどだ。しかし、デンマークの税金で高いのは消費税だけではない、平均的な年収のサラリーマンに課せられる所得税はなんと40%。日本の所得税は10%程度なのだからデンマークとは比べ物にならないほどだ。世界の中でも消費税が高い方なのに国民はほとんど不満を持たずに税金を納めている。それは福祉と教育が非常に充実しているからである。
デンマークの例をいくつか挙げてみると、出産から教育、病院・入院代、葬儀に至るまで費用は全て国が負担。親が子どもの扶養をする義務は十八歳まで、十八歳になると「就学支援金」の名目で一人月額十万円が支給される。(学費は無料なので生活費に充てられる)法的労働時間は週37時間、残業はほとんど0。失業者には市が48時間以内に仕事を斡旋。人口560万人の国だが毎年2万5千件の新規起業がある。ほどだ。これだけ福祉・教育が充実していたら多少税金が高くても国民の満足度は高いことだろう。デンマークはこれだけ福祉・教育を充実させていても毎年「黒字」なのだ。それは税収が高いこと以上に抜本的なところで様々な無駄を省いているからだと考えることができる。
今後は日本も消費税率を引き上げる事だけを考えるのではなく、様々な無駄を削減する必要があると私は考える。

















