お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2017/2/3
「税は嫌なもの?」伊藤鈴菜

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税は嫌なもの?

滋賀県立彦根東高等学校 1年 伊藤鈴菜

今日、ニュースではタックスヘイブンなる物が話題である。多くの個人や企業が利用していたという「税の避暑地」は、多くのお金を必要とする企業には、確かに魅力的かもしれない。だが、日本で納税する私達からすればどうだろう。正しく税を納めないというのは、国民の義務を放棄していることになる。税金は、義務を捨ててまで逃げたいほどのものだろうか。

まず、税金は私達が健康で文化的な最低限度の生活を送るためにあることを前提としておく。そうすると、税から逃げるという行為は全て、私達の将来に、国債という形であったり、社会保障への影響という形であったりして返ってくる。今逃げると、その代償は大きくなる。

こう言ってしまうと、まるで国が税を払わなければ国民の願いを聞き入れないぞ、と脅しているように聞こえてしまい、結局税金というものが悪いもののようになってしまうだろうが、そうではない。

例えばデンマークの消費税は二〇一六年八月現在で二十五パーセントである。これは、世界的に見てもとても高いといえる。だが、その分社会保障は潤っている。福祉に対する国民の意見も多く、国全体で国を住みよいものにしていこうという考えができている所である。さらに言うならば、家族間で現在の政治について語ることもしばしばあることらしい。普段から国のことについて考えるというのは、あまりできることではない。二十五パーセントの消費税は重荷ではないと思えているからこその対応といえるだろう。

日本も近日、増税についてのニュースを聞くことがあり、それに対する嘆きの声や反発も多い。しかし、十パーセントの税を重荷ではなく逃げるべきものでもない。将来のための糧だと考えれば、税金というのは日本の動力源になるのではないだろうか。

消費税に限らず、税金は日本の活力である。日本人はよく税金を「取られた」、「〇〇円引かれた」と、受動態で言いがちだという。それを、例えば、「払った」、「出した」と自分は日本のためにこれだけのことをしたのだと誇れる人が増えれば、少子高齢化でも負けていない、諦めない国であることができるだろう。

タックスヘイブンなどという、かりそめの楽園の誘惑は、そのような強い心を持った国民と国際的な不景気にも諦めない国家という二枚の壁で食い止めて欲しいものだ。そして、税金が決して悪いものではないと後世に誇れる社会を、私たちで作っていきたい。

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2017/2/3
「学校と税金」宮本江里佳

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

学校と税金

滋賀県立膳所高等学校 2年 宮本江里佳

公立学校は税金で援助されていると聞いたことがある。調べてみると、高校生一人当たり年間およそ百万円ほどを税金が負担していることに私は驚いた。私の学校には約千三百二十人の生徒がいるため、総額はとてつもなく大きい額になるはずだ。確かに私の通う学校は設備が整い様々な実験をしている。また、ほとんどの教科書も無償で配付されている。このようなことを考えると、実際年間一人当たり約百万円と聞いても妥当な額だと思える。しかし、私は日常的に、また無意識に税金を利用するべきではないと思う。というのも、私は先日、ドキュメンタリードラマで、あるアフリカ人の少年の話を聞いたばかりであるからだ。その少年は父を失い、母が病に臥せ、幼い妹をもち、母の薬代と家族の食費を枷ぐために学校をやめざるおえなかったそうだ。その少年は毎晩昔通っていた学校の教科書を読むということを楽しみにしていると言う。私は今まで自分の使っている教科書やノート、筆記用具にそこまで愛着を持ったことがない。新学期に学校に行って大量の教科書をもらったり、毎朝校門で配られているノートやペンを受けとるのがいつのまにか当たり前のことになっていたからである。こういったことを考えると、日本は経済的に豊な国なのだと実感する。普段何気なく過ごしている日常も、そのアフリカの少年からすると、信じられないことなのか、と思う。ただ私には問題だと感じる点が一つある。私には四歳年上の姉がいる。私の家には姉と私の教科書がたくさんあるが、その中には全く同じ内様のものがある。教科書には税金だけでなく、大量の紙も使用されている。なのに、一年間使うともう一生使うことのない教科書はたくさんあり、そういったものはいずれ処分されてしまう。こういった問題は改善できるのではないだろうか。また、使い終わった教科書などをリサイクルするという制度を作るべきではないだろうか。そうすることで、私たちは「税金の無駄使い」を少しでも減らすことはできると思う。

日頃、何も考えていなくても密かに発生している税金。どのような種類であれ、税金が無駄にならないような制作と、人々の意識が大切だと思う。

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2016/2/10
「税と私の関係」 松本悠里

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

「税と私の関係」

滋賀県立水口高等学校 1年 松本悠里

私たちが、日常生活の中で当然のように利用している道路や公園、また学校や図書館などは、税金で作られているものです。これらは、私たちが生活をしていく上で、なくてはならないものです。

私は、当たり前のように高校生になりました。しかし、そこには家族や地域の支えがあったことは、入学式や卒業式を繰り返す中で少しは感じていたつもりですが、そのことに加えて、当たり前のように利用していた図書館や道路などに、実は税金が大きくかかわっていることを知りました。

税金とは、住民や事業所がより良い街づくりのために少しずついろいろな形で納めているもので、図書館にある一冊の本や、一本の道路にもわずかではあっても、いくらかの部分で、私たちによる税金の一部が使われていることを知りました。

私は、今まで税金というものに感心を持ったことがありませんでした。消費税と言った言葉は、お店やテレビで見たり聞いたりするけれど、それがどういったものなのかは深く知ることはありませんでした。

私は、コンビニなどでよく買い物をします。そこには今、商品代に加えて8パーセントの消費税がかかっています。私は消費税が上がってきて嫌だなと思うことがよくありました。でもそのお金は、私たちの生活を支える重要な役割を果たしているのだと知ると、これからはみんなが税金というものに関心をもち、より良い街づくりへつながっていけばいいと思います。また、みんなの税金をより良い街づくりへつなげていける工夫も、誰かに任せるのではなく、自分達が意見を出し合って、みんなが参加していけばいいと思います。

日々の暮らしの中で当たり前と思っている中に、そこにあるものを少し違った見方をしてみることで、街の姿に感謝する気持ちが生まれてくると思います。

税金は、これからも長い人生の中でたくさんかかわっていくものだと思います。税金の役割で、街の姿や人々の暮らしが続いているということを、次の世代へ伝えていくことも私ができる役割だと思いました。

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