お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2016/2/10
消費税の理由 山田歩実

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

消費税の理由

学校法人聖パウロ学園光泉高等学校 1年 山田歩実

私は幼い頃に不思議に思った事がある。それは、空港に行った際、必ず化粧品やたばこを購入した父母のことだ。幼かった私は、その店が免税店であること、そもそも消費税とは何かすら、全く理解していなかった。成長し、再び免税店を訪れる機会があったとき、税のありなしの違いに動揺した。私はその時、消費税というものに興味を持った。私たちが深く関わる税というものの最たるものが消費税であると、実感したからだ。

正直、それ以外の税は、私達にとって、直接関わる機会はあまりに少ない。消費税は学生でも、物を購入することで、参加出来る義務の一つだ。

しかし、そもそも、なぜ納税の義務は存在するのだろうか。税は、私たちにとって何をもたらすのために存在しているのだろうか。

国税庁のホームページによると、税金とは国民と国との約束であると福澤諭吉が述べているそうだ。悪人を弾圧し、善人を守る費用を国民も負担する約束。そこに不平等が存在してはいけない。だから憲法によって納税の義務があるのだ。

税の種類は豊富で、所得税や法人税、酒税、たばこ税が主に挙げられる。その内訳の割合の三番目にあたる税が消費税だ。私は消費税はもっと割合は大きいと思っていたので、少し意外だった。消費税は身近な税ではあるが値段の八%と定められているので、所得や法人に納める税より割合は少なくなるのは当然といえるかもしれない。

税は色々なことに使われる。国家公務員の給料も、公共サービスにも税は使われる。

例えば、ゴミ収集や義務教育を受ける費用を賄うのは税金だ。税金が無くては、そういったサービスは全て有料になってしまう。

義務教育の有料化は教育を受ける義務を阻害するといえる。税は私たちの生活に深く根ざす、無くてはならないものだ。

税について私に何か出来ることがあるだろうかと考えたが、学生の私に出来ることは少ない。だから、高校生の内に、税について、より深く学習することが必要だと思う。税の仕組み、社会で税の扱いなど、大人にとって税は自分の給料にさえ密接に関係しているものだ。高校生という時期は子供と大人の中間の貴重な時間だ。教科書だけでなく、保護者に尋ねるのも一つの手段だ。

税はあれば煩わしいこともあるが、無くてはならない存在だ。私たちはもっと税について知る必要がある。税は未来への人々に繁げることも、無くしてしまうことも、未来を担う、私たち次第なのだから。

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2016/2/10
「日本の税」 大倉明里

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

「日本の税」

学校法人滋賀学園滋賀学園高等学校 1年 大倉明里

私は作文を書くにあたって、消費税率の高いデンマークと、消費税率の低い日本を比べました。

まず税率の高い国のデンマーク税率は25%です。デンマークは消費税だけでなく所得税も非常に高い国でもあります。しかし、高い税率の代わりに福祉の面がとても充実しているのです。

対して日本は8%と世界的に見ても低い国ですが、福祉面があまり充実していないという意見もよく聞かれます。しかし本当にそうなのでしょうか。

例えば失業してしまった場合、どちらの国でも失業給付を受け取ることができます。給付される率は前に就いていた職の給与の45〜80%とされています。給与が高いほど、給付される率は低くなります。そして給付される期間は最長で330日です。ですが、デンマークは、給付される率が80%で、給付される期間は4年間と長くなっています。

それならばデンマークの方が良いのではと思いますが、デメリットもあります。それは逆累進性です。日本の消費税ももちろん逆累進性ですが、デンマークとはわけが違うのです。貧しい人も25%の消費税を徴収されるのです。これでは公平性があまりにもありません。なので国民の不満は高まり、消費税によって景気が悪くなってしまうことがあります。

対して日本は、公平性が保たれているためデンマークほど貧しい人への負担は重くありません。

これまで私は税金のことを深く考えたことはなく、むしろとられてしまうものと、少しマイナスのイメージを持っていました。しかし、日本と他国の両国を比べることで消費税が多い場合と少ない場合のメリットとデメリットが分かりました。そして両国共に国民の生活のためという共通の理念が存在しているということを実感しました。

私たち若い世代はこれからの日本のことをしっかりと考え、正しい税金のあり方というものを意識することが大切だと思いました。

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2016/2/10
消費税の必要性 齊藤愛里

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

消費税の必要性

滋賀県立長浜北高等学校 3年 齊藤愛里

ある日、お店に行くとこんな会話が聞こえてきた。

「どこのお店が一番お得なんかわからへんわー。」などと、二人のおばあちゃんが話していた。最初は、あまり意識していなかったが注意してみているとこういうことだと理解できた。というのは、お店によって税金の表示のされ方が違うらしい。”税込み価格”と、”税抜き価格”があって、同じ商品でも価格の表示のされ方が違うので、元の価格が同じなのに、ついつい”税抜き価格”で見た方が安いと感じてしまうのだろう。

ところで、”税抜き価格”という言葉は聞き慣れないが、いつから使われているのだろう。それは消費税が五パーセントから八パーセントに変わってからだそうだ。今までは、”税込み価格”で表示されるのが義務づけされていたのだが、八パーセントに変わってから特別に期間限定で”税抜き価格”の表示が許されるということだった。今まで”税込み価格”が義務づけされていたために、その商品などを全て八パーセントの価格に総入れ替えするのは難しいと判断したからだった。

このような対策をしてまで、税金を引き上げる必要はあるのだろうか。福沢諭吉の「学問のすすめ」にこのような言葉がある。

「税金とは国民と国との約束だ」ということだ。確かに税金があるから私たちの生活は安定しているのだ。税金とは、様々な身分に関係なく、国民が平等に生きられることが税の持つ役割だと思う。

三パーセント、五パーセント、八パーセントと税金が引き上げられてきて、次は十パーセントに上げられるという案もでてきている。高校生の私の意見では、税金は十パーセントでも良いと思う。デンマークのように税金が医療費、介護費、教育費が無料になるのなら日本もぜひそうしてほしいと思う。高齢者が多くなってきた今、人と人とが助け合って生きていこうとしていても、実際になにをしたらよいかわからない私たちは、税金を納税するだけで、具体的に人を助けられるのだから。

しかし、これは今日の私の意見であって、明日、一年後、十年後、違う立場になったら意見が変わるかもしれない。だからこそ、日本国民に納税の義務がある以上、日本国民の一人一人の意見を聞くべきだと思う。日本のことは、日本国民が決めなければいけない。なぜなら、税金とは国民と国の約束だから。

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