お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2014/2/20
「今の日本の財政について」荻野和香

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

今の日本の財政について

滋賀県立能登川高等学校 3年 荻野和香

税金、それは私達に課せられた国民の義務の一つだ。人間は生きているだけで税金がかかる。所得税から始まり、物を買えば消費税がかかり、親族が亡くなり一定以上の財産を相続した場合は相続税がかかる。他にも酒税やたばこ税などありとあらゆるものに税金はかかってくる。

ではそれらはいったいどこに使われているのだろう。税金のほとんどは公共サービスや公共施設のために使われている。つまり私達の生活を支えているのだ。だが今、日本は多額の国債を抱えている。特に赤字国債は返せない場合国の信用をなくすことになりかねない。赤字国債は本来は禁止されているが、発行されているのは事実だ。これはただ税金で返していくもので、利益にならない。むしろ返せない時は株が大暴落し日本の経済が危ぶまれる。だが、現在日本はアベノミクスという経済政策をとっている。アベノミクスでは当面は景気回復を最優先して、現在の日本が抱える赤字を減らすのはその後というシナリオを描いていると思われる。

私はアベノミクスに賛成だ。確かに赤字の返済を後まわしにするのは不安がある。だが実際アベノミクスの効果が、輸出企業などの業績に表れつつあるからだ。アメリカのレーガン大統領が揚げたレーガノミクスが景気回復に成功したように、日本もまずは景気回復に力を入れ、同時に国民の信頼を得ることが大切だ。

また、二〇一四年に八%、二〇一五年に一〇%消費税が上がることについても、初めこそ国民の不満はあると思うが長い目で見るとやはり必要なことだと思う。そのかわり、ヨーロッパのように生活必需品や医療、教育などに関して消費税がかからないようにしてほしい。でなければ、ますます低所得者の生活が厳しいものになる。

そのことから日本は累進課税をとっているが、あまり促進しすぎるのはどうかと思う。累進課税自体は日本にとっては必要なことだと思う。日本は貧富の差があまりないというが、絶対に無いというわけではないからだ。だが、あまり高所得者に税金を高くしても、日本を出て行ってしまう可能性がある。税金はあくまでも国民が公平に納めていくべきだ。

このことから、自分達の税金がどのように使われるのかや、日本の財政などをしっかり理解した上で、納得のいく納税を行っていきたい。東日本大震災など、日本が弱っている今こそ、国民が一丸となって日本の未来を支えていけたらよいと思う。

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2014/2/20
「税金と国の安定」藤本ひかる

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

「税金と国の安定」

滋賀県立彦根東高等学校 1年 藤本ひかる

私の税金に対するイメージはどちらかといえば「出費」「負担」など重い感じです。この先行われる消費税の増税は高校生の私にとっても嬉しい話ではありません。そんなマイナスのイメージが多い税金は自分の生活をどういう面で支えてくれているのか考えてみました。

日本の乳幼児の生存率がとても高いのは、数種類の予防接種を無料で受けられることが大きく関係していると思います。世界中で多くの子どもたちが感染症などで命を落としている中、日本の赤ちゃんたちが健康に育っていくのは予防接種が無料で受けられるという制度であるからです。そしてこの予防接種代は税金によって賄われています。

また、教育面でも私たちは税金に支えられています。それは教科書の無料配布、それから小学校と中学校の合わせて九年間、誰でも義務教育を受けることができることです。もし、教科書は有料になり授業料も免除されなくなってしまったら、十分に教育を受けられない子どもたちも当然出てきてしまうと思います。教育を受けていない子どもたちに一番したいことを聞くと多くの答えが「勉強がしたい」だそうです。教育を受けたくても受けられない子どもたちが世界には大勢います。でも日本の子どもたちにとって勉強とは望んでするものではなく義務なのです。とても恵まれた環境の中で教育を受けられることに感謝し、日本の未来を支えていく一人として勉強に励むことが税金を生かすことなのだと思います。

今も世界中では戦争をしている国、自然災害によって大打撃を受けている国が多くあります。家計を支える為に働いている子ども、追害を受け難民キャンプで暮らしている人々もたくさんいます。税金で行政サービスが受けられてみんなが安心して暮らせるということは、当たり前のことのようで実は国の政治と経済が成熟している証しなのだなと感じました。私も将来は税を納める立場です。税の必要性、重要性をきちんと理解し、納得して税金を納めることが大切です。そして、税金を無駄使いすることなく国の未来を考えて使い道を決めてほしいと思います。

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2014/2/20
「税金の使いみち」池田蒼唯

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税金の使いみち

滋賀短期大学附属高等学校 1年 池田蒼唯

母方の祖母は、今年八十歳になります。若い頃は洋裁や編み物が得意で、私の母の小さい頃は、祖母お手製の服をよく着ていたそうです。また畑仕事も好きだったので、祖母の家へ行くと今でも季節の野菜が育ってます。そんな働き者の祖母ですが、六十歳を過ぎた頃から右膝を悪くして、今では右膝を曲げることが出来なくなってしまいました。

今年の五月のある日、母が

「おばあちゃんの家、住宅改修することに、なったのよ。」

と、言いました。

私は聞き慣れない言葉に

「何をするの?」

と、聞き直しました。

「おばあちゃんが家の中で安心して動けるように、お風呂場やトイレに手すりを付けてもらうのよ。台所へ行く段差のある所には台を設置してもらうの。」

と、母が言いました。

私は、右膝をかばって歩いている祖母を思い浮かべながら、手すりや台を付けてもらって日常生活が送りやすくなれば少し元気を取り戻すことが出来るなと思いました。

それから二週間ほどが経ちました。母が、今日は、祖母の家に市役所の方、業者の方が集まり手すりや台の設置場所を相談しながら決めた言いました。私はどうして市役所の人がいるのか不思議に思い母に聞きました。すると母は、以前より祖母から家の中で生活行動がしにくい事を聞いていたそうです。それで、その事を市の地域包括支援センターと言う所へ相談に行ったのだそうです。地域包括支援センターは、市の健康福祉部にあり、高齢の方が困っておられる事柄に合わせてその家族も相談が出来る私達市民の窓口になっているところだと聞きました。

七月に入り、祖母の家には手すりや段差のある台所に台が付けられました。そしてそれから二日後私は、祖母の家へ行きました。台所には、祖母の歩幅に合わせて作られた台が金具で付けられていました。お風呂場やトイレには、水に濡れても大丈夫な素材の手すりが付けられていました。そして祖母の一番のお気に入りは庭に付けてもらった三メートルの手すりだそうです。木目のとってもしっかりとした手すりです。祖母は、その手すりを持って歩いたり、足踏みをしたり、ストレッチングをするのだそうです。少し笑顔になりながら話してくれている祖母を見ていて、この手すりや台は祖母の生活の強い味方になることを実感しました。

また、この住宅改修の費用が市から補助されていると聞きました。納税されたお金が、このように市民の生活の支援に使用されている事を知りました。私はまだ学生ですが、将来社会人となって働き、少しでも社会に貢献していきたいと思いました。

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