お知らせ 滋賀県税租税教育推進連絡協議会と滋賀県内の各協議会のニュースやお知らせ等の最新情報です。
2023/11/10
日常を守る税金 横山さくら

公益財団法人納税協会連合会会長賞

日常を守る税金

滋賀県立国際情報高等学校 3年 横山 さくら

母が病院に緊急搬送された。私が中学3年生の頃だった。いつも通り過ごしていた母が夜中に頭痛を訴えだし倒れた。その時の私は突然の出来事に呆然とするしかなかったが、搬送先の病院で診断を受け、手術の必要があるということで手術が開始された。お医者様の迅速な対応のおかげか、母は後遺症もなく無事に手術は成功した。無事を安堵したのちに、手術と入院の代金が心配になった。

当時の私は高校入学を控えており、3つ下の妹は中学入学を控えていた。ただでさえ多額の出費を控えている状況だったため、私はもしかすると金銭面で入学が厳しくなるのではと内心不安に思っていた。手術と入院費がどのくらいの金額なのかは想像もつかなかったが、高価なのだろうという印象が強かった。心配になって父に尋ねてみると、「医療費は今まで払ってきた消費税や保険料からも支払われるから、そんなにお金を払わなくてもいいんだよ」と言われた。どうやら7割ほどもの金額を負担してくれているようだ。その時私は初めて消費税の使い道が案外身近なものだと知った。

今までは税金といわれると消費税しか思いつかないくらい、税に関心がなかった。そのうえどちらかというと、消費税は買い物するたびに元の金額にさらに追加の金額がかかることから良い思いはしていなかった。しかし今回のことから私は税金の存在を見つめなおすことになった。

どうやら調べてみると消費税の主な使い道は社会保障、医療、介護、年金等だそうだ。たしかに学生からするとそのありがたみを実感しにくい。だが医療に回されている税金のおかげで手術と入院をしたのにも関わらず、支払金額は本来の必要支払金額の3割のみが自己負担だった。これがもし税金が存在しなかったら、全額負担になる。手術が成功したのも、医療器具などが税金によって良い物が備えられていたことも大きいだろう。これまでたくさん払ってきた税金は決して無駄ではなかったのだ。

現在、私は高校3年生になり、この出来事から約3年の年月が経っている。母は今も半年に1度MRI検査のために通院しているが、あれ以降症状は出ていない。いつも通りの毎日を送っている。今のいつも通りが実現しているのは、税金のおかげだ。税金は公務員の給料になるだけ、余計な出費なんて印象があったが、今は使われる機会がなくてもいずれ必ず皆の負担を軽減してくれる機会があることを私のように学生の人に知ってほしい。数年後、私は消費税だけではなく住民税や所得税も納めなければならない。この税金は、私や家族、会ったこともない人の毎日を支えることになる未来への投資だ。私が納めた税金が誰かの生活を支えていると思うと、無駄だと思っていた税金を納めることが、今ではとても誇らしい。

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2023/11/10
税の使い方 前田ちはる

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

税の使い方

滋賀県立水口東高等学校 2年 前田 ちはる

税金は私たちの生活に必要不可欠なものになっている。主な使い道として、社会保障費や国債費などがある。そして、私たちの通う学校でも多くの税金が使われている。税金は、国民の生活をより豊かにし、支えるために使われているのだ。私は、そのような税について、気になるニュースを見た。

大阪府が府民の高校授業料の「完全無償化」に向けた素案を公表したというものだ。今までとは異なり、世帯の所得によらず、来年度の3年生から適用し、3年後には全学年に広げるという。この制度に対し、大阪私立中学高等学校連合会は「理念には賛成だが、この制度案には賛同しない」という意向を示した。私はこのニュースと合わせて考えたい問題に出会った。それは、給食の無い夏休みで子育て世帯の困窮家族が不安を抱いているというものだ。近年の物価高騰などにより、経済的な負担が大きくなっていることも原因の一つだろう。中には、自分の食事を子どもに与える親もいる。この現状は、子どもと親、共に栄養失調になりかねないと考える。この問題に対して、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは応援ボックスを届ける取り組みをしている。私はこれらの課題に比べて、税金は本当に正しく使われているのかと疑問に思った。大阪府の件では、経済面で余裕のある家庭にも平等な制度であるものの、納税者の反対意見が出ている中で新たな制度が出来ようとしている。しかし、その前に税金を使ってさらなる支援を必要としているところがあるのではないか。子育て世帯だけでなく、前にも述べたように、物価高騰で経済的に苦しんでいる家庭は増えていると思う。さらに、赤字にも関わらず、食に困っている誰かのためにと食事をほとんど無償で提供している人もいる。国会議員の仕事でも多くの税金が使われているが、果たしてどれほど重要な内容の仕事だろうか。当たり前に使われている税金の使い道でも、疑問を抱く人は少なからずいる。それは、国民の不満を生むきっかけの1つかもしれない。だから、血税を納税者が納得し、無駄なく有意義に使うということが重要視されるべきだと思う。

税の使い方は、代表者が提案して法律によって決まる。それにおいて、国民が受け身になってはいけない。国民の主張を代表が受け止め、代表を中心にみんなで妥協せずに決めるべきだと思う。そして、国民は反対するだけでなく、責任を持って提案も付け加えるべきではないか。現在の税金の使い方について一概に事の正否を明らかにすることはできない。しかし、少子高齢化が進む日本で、これからも年金で高齢者を支える負担は大きくなっていく。また、社会保障費などの必要な支出もある。本当に見合った税金の使い方が行われていて、必要としている人に届いているのだろうか。そのような中で、税金の使い道について、慎重に議論されるべきだと思う。

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2023/11/10
身近な節税について 川島大耀

滋賀県租税教育推進連絡協議会賞

身近な節税について

滋賀県立高島高等学校 2年 川島 大耀

私たちは、様々な種類の税金を納めている。その私たちが納めている税金は、どこで使われているのだろうか。この機会に改めて考えたいと思った。

税金は、国や都道府県、市町村の財源となり、私たちが健康で文化的な最低限度の生活を送るために、公共サービスを行っている。例えば、傷んだ道路や新しい道路の整備、医療や社会福祉、教育費、下水道の整備など様々なことに使われ、私たちの生活を支えている。

このように私たちの生活を支えてくれている税金の中で、特にごみ処理について考えた。

今年の3月に環境省が2021年度のごみ(一般廃棄物)の処理費を「2兆1499億円」と発表した。この処理費の中でも食品ロス、生ごみ処理にたくさんの税金が使われている。

2021年度の1人1日あたりのごみ排出量が全国で一番少ない京都市を見てみる。燃やすごみの中で一番多いのが台所から出る野菜のくずや食べ物の残りなどの生ごみである。生ごみは多くの水分が含まれていて燃えにくく、この水分を燃やすために1兆円もかかっている。燃やすときに膨大なエネルギーが必要となり、コストもかかる。もちろん、この費用は税金から払われている。

このようにゴミ処理でもたくさんの税金が使われている。そこで、少しでも税金を使わないためにゴミ処理でできる節税について考えた。

まず、燃やすだけでもお金が発生してしまう。さらに普通のごみと水分が含まれた生ごみとでは燃やすことだけでもかかる費用に差がある。だから、ごみを分別することで処理にかかる費用を減らすことができるので使う税金をけずることができると思った。

次に、日常生活でできる節税につながる取り組みについて考えた。まずは、ごみの出し方について確認しようと思う。地域によってごみの回収方法が異なる。また、粗大ごみの場合処理できるごみとできないごみがあるので捨てるときに何を捨てることができるかなど、しっかり判断しないといけないと思った。そして、掃除をする時にもしっかり分別をしようと思った。

このように、日常生活の中で少しだと思うことでもできることをすればごみ処理でかかる税金を減らすことができる。その減らした税金は、少しの税金ではあるけれども、医療などもっと必要とされることに使うことができる。私は、これからもコンビニや駅では普通のごみ・ペットボトルなどに分けられているので、ごみを捨てるときにはその場に応じて分別を継続し、私ができる節税に取り組んでいこうと思った。

物価上昇もあり、税金を多く払いたくないと考える人も多い。まずは、ごみの分別から始めていくべきではないでしょうか。

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