- 2024/11/11
- 税金によって繋がる命 曽根唯斗
近畿納税貯蓄組合総連合会会長賞
税金によって繋がる命
高島市立マキノ中学校 3年 曽根 唯斗
僕には忘れられない日がある。僕は救急車という乗り物に一生乗ることはないと思っていた。鳴り響くサイレン・赤いライト。そして心強い救急隊の皆さんの声。今でもはっきりと覚えている。
一年前の夏休み。いつも通り部活をしていたときのことだ。僕はヘディングをしようとして相手と競り合ったとき態勢を崩してしまって頭を地面にぶつけてしまったのだ。目が覚めた時には救急車の中にいた。救急隊の方々がやさしく病院まで送り届けてくださったおかげで大事には至らなかった。あのとき救急車がなかったらと思うと恐ろしく感じる。
救急車の今現在の出動回数は七百万回を超えている。救急車の運用は行政サービスの一つで人件費、器具、ガソリン代など全て私たちが払っている税金でまかなわれていることがわかった。もし税金がなかったら一回の救急に四万円ほどかかってしまう。それを年間にすると約三百億円ものお金がかかっているのだ。僕はこの事実に驚いた。それとともに「今まで払っておいてよかった」とも思った。
僕は今まで税金に対してマイナスなイメージしか持っていなかったが、これをきっかけに税金は国民の生活を豊かにするためにあることを学んだ。そして今までより税金を身近に感じられるようになり興味が湧くようになった。
税金について調べてみると日本には「経済協力費」というものがあるとわかった。これは開発途上国の経済的、社会的開発や福祉の向上を目的として協力や資金援助を行う政府開発援助というものである。このような活動は貧困の人や生活が苦しい人を助けることができる。税金によって日本だけでなく、世界の人々も助けることができるのだ。今まで何気なく払っている税金が世界と繋がっているとは思いもよらなかった。
税金によって助けられる命はたくさんあり命を繋ぐために必要不可欠なものである。自分の払った税金が思い通りに使われないこともあるかもしれないが、世界のどこかの誰か一人でも助けることができるとしたら、これからも税に対する関心を高めていきたい。そして、税金が世界に果たしている役割を忘れず、これから社会に出ていったときにたくさんの税と関われるようにしたい。
- 2024/11/11
- 公務員の税金問題とその改善策 大橋未空
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
公務員の税金問題とその改善策
滋賀県立彦根東高等学校 1年 大橋 未空
私たちの日本国では、国民が公共の財産や安全を守るために税金を納めています。そのなかで、私は公務員の税金に関して興味を抱きました。
先日、石垣島を訪れた時、台湾での地震の影響で津波警報が発令されました。市役所の方の的確なアナウンスのおかげで無事高台に避難することができました。放送では日本語はもちろん、英語、観光客が多い台湾語でも避難の指示を出されていました。
また、災害が起きた時、危険な地域に一番にかけつけて下さったり、海賊の多い海域を自国の船舶の防護の為、パトロールされている自衛隊をテレビで見ました。
このように税金は我々を守るためにも使われています。その一方で、時に自衛隊に対する予算の大きさや使い道に対し、より厳しい見方を持つ人々が多いのも事実です。
自衛隊は主に、装備、施設の整備、防衛人材の育成、維持や、国内外の安全保障活動に税金を費やしています。このような税金の使い道に対して、国民の安全や守りを担うために必要な予算であると賛成の声があります。一方、厳しい意見の中には、予算の効率化や透明性の向上、不要な経費の削減などの改善策が求められています。基地問題も大きな懸案事項の一つです。
まず、自衛隊の税金問題の一つは、透明性の欠如です。国民の納めた税金が具体的にどのように使われているか、公開される情報の範囲が限られていることが問題とされています。もちろん、安全保障上の理由からすべての情報を開示することは難しいでしょう。しかし、より透明性を持たせることにより国民の信頼を得ることが重要です。
また、もう一つの問題点は、効率的な予算の使い方です。これは公務員全般に言えると思います。無駄使いや不正な出費がないかを徹底的に検証する仕組みが必要です。目標に合わせた予算の立案やどのように使われたのかについての評価を行うことで、税金の効率的な使い方が実現できるでしょう。そのためには、独立した監査機関や外部の専門家による監査が不可欠です。
さらに、国民への説明責任の履行も重要です。自衛隊の活動や予算の使途について、国民に対してわかりやすく説明することが不可欠です。定期的な報告会の開催、マスメディアへの積極的な情報提供などで、国民が自衛隊の役割や活動を理解し、協力する意識を持つことが期待されます。
以上が、私の考える公務員の税金の問題とその改善策です。税金の適切な活用で国民の信頼を築いていくことで、私たちの生活を助け守って下さる公務員の方々に誇りを持って仕事をして頂きたいです。そのためにも税金の透明性、効率的な使い方が必要になると思います。
- 2024/11/11
- 暮らしと税 音羽咲幸
滋賀県租税教育推進連絡協議会賞
暮らしと税
滋賀県立長浜北高等学校 2年 音羽 咲幸
私たちの生活には何かと税金が関わっている。服や筆記用具などの買い物やレストランで食事をしたときなど私たちは、消費税を負担している。また、働くようになれば所得税や住民税などを納めなければならない。こうして考えると税金って払ってばっかりな印象を持つかもしれないが、はたまた逆に税金に助けられている面がたくさんある。
私の父は、大腸に癌を患い入院生活をしていたときがあった。そのとき私も兄もまだ小さく、そして幼稚園に入園や小学校に入学なども重なり、様々な所でお金のかかる時期に母だけで私たちの生活を養うことは、簡単なことではなかったと思う。そこに父の入院代、治療費、手術代などの高額なお金は、払うことが厳しかったに違いない。しかし、「税」というものの支えがあったからこそ、今もこうして家族元気に不便なく暮らすことができている。また、私の祖父は、肝臓が悪くなったことがあり、誰も病院まで運ぶことができず救急車を呼んだことがあった。消防署に電話をした後、狭い道をとても早い時間で駆けつけてくれた。祖父のことが心配でたまらなかった私たち家族もサイレンの音と共に見た救急車の姿が、「もう大丈夫だ。」という安心感に包まれた。このように、自分の力で病院に行くことができずに苦しい思いをしている人や、苦しんでいる人がそばにいるのに何もできずに心配や恐怖を感じている人にとって、何かがあったときに救急車が駆けつけてくれるということが、どれほど心強いだろう。そんな世の中は少なからず税金によって成り立っている。そう思うと税金って本当にありがたいものだなと感じた。
近頃、「増税」という言葉を聞く機会が増えてきたように感じる。確かに増税されると何かを買うことにもためらってしまうだろう。しかし、国のためという言葉だけでなく、何のためになのかを具体的に知ることができれば、反対する人も減っていくのではないだろうか。「増税」という言葉は決して明るい言葉ではない。しかし、そのおかげで助かる人がいるのならば、暮らしやすい社会になるのならば、私は増税をするべきだと思う。
税金は日常を生きていく中で避けては通れない。だからこそ国民は税金についてもっと知る必要がある。

















